ミニマリスト・シンプリスト・エッセンシャリストとは?〜違いと本質を考える〜

最近、「ミニマリスト(ミニマリズム)」や「シンプリスト(シンプリズム)」、さらには「エッセンシャリズム(エッセンシャル思考)」なんて言葉をよく耳にするようになってきました。

特に「ミニマリスト」という言葉は認知度がかなり高まっているんじゃないでしょうか?皆さんミニマリストと聞くと「物を捨てまくって最小限のもので生活する人、所持品の数が極端に少ない人」みたいなイメージが強いのではないでしょうか?

自分も含め、多くの人が本当の意味や、これらの違い、本質的な考え、思想が曖昧だと思うので、今回それらを整理し、自分なりに定義付けしてみようと思います。

 

結論から言うと、

エッセンシャリズム(本質主義)とは自分の軸/価値観(本質)を中心に据えることであり、その本質を浮き彫りにするために「減らす」という方法をとるのがミニマリスト(ミニマリズム)、本質を形作るために「選択する」という方法をとるのがシンプリスト(シンプリズム)である。

自分の軸/価値観という本質を中心とした生き方、という点でミニマリストもシンプリストも根本は同じであり、その根本となる考え方がエッセンシャリズムだということです。

 

それぞれの定義

Minimalism:ミニマリズム

自分の軸/価値観という「本質」を中心に、量にフォーカスし最小限化しようとする考え方で、ミニマリスト[Minimalistとはその考え方を基に行動する人の事です。

「最小限主義」と言われるように、最小限となるように「減らす」ことに重きを置き、減らすことによって本質を浮き彫りにし、本質的な生き方をしようとするものです。

モノを極限まで減らすというミニマリストのイメージはこういった考えで行動しているために生まれているのです。

Simplism:シンプリズム

自分の軸/価値観という「本質」を中心に、質にフォーカスし単純化・統一化しようとする考え方で、シンプリスト[Simplistとはその考え方を基に行動する人の事です。

ミニマリストが量を気にするのに対して、シンプリストは質に重きを置き、濃縮し質を高めるために「選択する」ことに重きを置き、選択することによって本質を形作り、本質的な生き方をしようとするものです。

ミニマリストと同じくモノは少ないイメージでも、世界観があったり、何か「意図」を感じるのはこういった考えで行動しているため生まれているのです。

Essentialism:エッセンシャリズム

本質主義のことで、自分の軸/価値観という「本質」にフォーカスするという考え方で、ミニマリスト、シンプリスト共に共通する「本質」を中心とする考えこそがエッセンシャリズムです。

 

共通していること

全てに共通する「本質とは「自分の軸」「自分の価値観」のことで、要は自分にとって本当に大切ななもののことです。

 

ですが、現代社会において、多くの人は外からの膨大な情報や刺激に翻弄され内なる本質が埋もれてしまい、見え難くくなっています。

そんな状況が、まずはひたすらに「減らす」ことにフォーカスし、減らすことで見失っていた「本質」を浮き彫りにしていくというミニマリズムの考え方が注目されているのではないでしょうか。

そしてミニマリズムを取り入れることで自分の本質が浮き彫りになってくると、そこから本質を中心にその本質をより濃厚に、より高い密度にするために「選択」していくこととなります。これは自分のスタイルを作っていくと言っても良いかもしれません。

ミニマリストの多くが、ある一定の期間を経ると、自分はシンプリストかもしれなと考えるのは、自分の本質が見えはじめ、その本質を選択によってより密度を高め育てようとしはじめるからだと思います。

エッセンシャリズムはまさにその本質を中心に据えた生き方をしようとする考え方。

 

要はエッセンシャリズムの考えをベースに、まずはミニマリストとして「本質」を見つけるため最低限化をはかり、浮き彫りになった本質を育て洗練させていくシンプリストへとなっていくイメージです。

 

実際に取り入れてみると

自分は根っからのシンプリストだと最近良く思います。

 

たとえばモノ選び。

直感で運命を感じ「これがいい」「これでなきゃいやだ」と思えるものだけを買います。

言い換えると、それ以外は買わないということになります。

そのためワイシャツ、Tシャツ、靴下、パンツ、など一種類しか基本的には持ちません。同じものを複数買います。

複数枚買うのは、単純に出張や旅行に行くことや、傷んだり汚れてしまうこと、クリーニングに出すことを考え必要な枚数買うようにしています。

革靴も複数所有していますが、それももちろん運命を感じ「これがいい」「これでなきゃいやだ」と思えるものです。

複数持つ理由は革靴は一度履いたら数日休ませる必要があり、TPPO(「Time:いつ」「Place:どこで」「Person:誰と」「Occasion:何をする」)に合わせる必要があるためです。

 

ミニマリストとは違い、量ではなく質を重んじ、意図を持って、自分らしい、自分のスタイルを築いています。

これは、物に関する価値観だけの話ではなく、本質(自分の軸/価値観)を中心に据えることで、思考や行動自体がシンプルになるということです。

散財することも無くなり、判断基準も明確で判断に悩むことも大きく減り、悩むことが減るのでストレスも減り、本当に自分が望むものに時間やお金を使うことができるようになっていきます。

まさに、自分の人生を自分でコントロールできるようになっていきます。

 

まとめ

エッセンシャリズム(本質主義)とは自分の軸/価値観(本質)を中心に据えることであり、その本質を浮き彫りにするために「減らす」という方法をとるのがミニマリスト(ミニマリズム)、本質を形作るために「選択する」という方法をとるのがシンプリスト(シンプリズム)である。

そして、これは単に「モノに対する価値観」の話ではなく、思考、言動、行動、判断、全てにおいて、本質(自分の軸/価値観)を中心として考えるということです。

モノを減らすことがミニマリストではなく、モノトーンのもので統一するのがシンプリストではなく、本質を中心に据え、本質を見つめようとするのがミニマリスト(ミニマリズム)であり、意図を持って、自分らしい、自分のスタイルを築いていこうとするのがシンプリスト(シンプリズム)なのです。

自分の軸/価値観という本質を中心とした生き方、という点でミニマリストもシンプリストも根本は同じであり、その根本となる考え方がエッセンシャリズムだということです。

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